日本と米国の生産性はどちらが高い!? ~同じ時間働いていて成果は3倍!~ 国別労働生産性で見ると
2016/03/21
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おはようございます!
No.1経営塾の西村です。
妻がセキをゴホゴホしております。
今日一緒に病院に行きたいのですが
あいにく祝日で開いていません。
皆さんもお大事になさって下さい。
◆突然ですが、
日本人とアメリカ人、どちらがよく働いていると
思いますか?
そりゃ~、もう日本人!
よく日本人は勤勉って言われます。
また、「仕事漬け」とも言われています。
でも、データを見ていると驚きました!
国別平均労働時間
・日本:15位(年間平均1,745時間)
・アメリカ:11位(年間平均1,790時間)
(経済協力開発機構(OECD)加盟国など世界35の国で)
●なんと、アメリカ人のほうが少しだけですが
長く働いています。
でも、実際はどうなんだろうって思いませんか。
アメリカ人の生活を見ているとそんなに熱心に
働いているように見えないという方は多いです。
大体、9時-5時(朝の9時から夕方の5時)までで
家に帰ります。
当然、エクゼクティブ(経営幹部)は違いますが
全体的ではこんな感じになります。
●では、生産性はどうなっているのでしょうか?
今度は、国別GDP(国民総生産)です。
◆2014年 国別国民総生産(GDP)
一人あたりのGDPは
・アメリカ 11位で54,369.83(USドル)に対して
・日本 27位 36,221.81(USドル)
http://goo.gl/HvyG38)
●なんと、アメリカは日本の『1.94倍』です。
彼らのほうが生産性が高いわけです。
これ、平等に平均での国民一人あたりの計算です。
国全体としては
・1位アメリカ 17,348.08(USドル)
・3位日本 4,602.37(USドル)
3.76倍になっています!
●ついでに、お隣の韓国です。
韓国の方もよく働くっていいますよね。
韓国は、年間で平均2,090時間(長時間で世界2位)
そしてGDPは、30位 27,970.49(USドル)
なんと、アメリカ人より1.167倍働いて
成果は、アメリカの半分なのです!
◆これって、何が問題なのでしょうか?
実際にアメリカで働いた方に聞いてみました。
この方は、アメリカのソニーでマネジメントをやって
いた方です。
彼は一言、こう言いました!
「政治の力と戦略の差です。」
●そうなんです!
アメリカはビジネスでもこれぞというところは
国家的威信をかけて、ドーンと力を入れてきます。
これはある先端技術の話です。
守秘義務があるので、製品名はいえませんが
日本のある企業が10年かけて開発してきた
ものを彼らは3年でやろうとします。
そのために国家予算を投入します。
●こんなことだってありました!
「サノフィ」って会社、ご存じですか?
現在、欧州で売上一位、世界で3位か4位の
会社です。
この会社も国家的戦略で合併した会社と
言われています。
自分たちよりはるかに大きな会社を吸収合併
しました。
●日本での事業規模は約4倍
資本金ですが42,980万円の会社が
125,000万円の会社を買収したわけです。
当時、業界は騒然となりました!
●政治の力と戦略の差が高い業績を生み出す。
ただ、我々中小企業や個人事業は政治の力に
頼れません。
それで、どのような戦略を打ち出していくか?
それで、会社やお店の業績が大きく変わってくる
わけです。
一言で言うと、『戦略の違いで業績が2倍、3倍
違ってくる!』ということです。
●最後の最後ですが
と言っても、『日々の生産性』を上げることも大事です。
それで、No.1経営塾では『日々の生産性』を上げる方法も
教えています。
これは、
30分で5,000万円のコンサルタント料をもらった
アイビー・リー氏のやり方です。
(当時の25,000ドル、今の円で換算すると約5,000万円!)
戦略は、即効性がないと言われます。
しかし、このやり方は
・スグに
・いつでも
・どこでも出来て
非常に効果的な方法です。