理想の社員教育、そんなものがあるのか? 中小企業の人材育成 (その1)
2018/06/28
『理想の社員教育?』そんなものがあるのか?
『理想の社員教育』そんなものがあるのでしょうか?
まず、『理想の社員教育』とは
・会社の成果が上がる
・従業員も喜ぶ
・コストも少なくて済む
・そして、お客様にも喜んでいただける
という教育です。
本当に『理想の社員教育』ですね!(笑)
しかし、私が『理想の社員教育』と言うのには訳があります。
実は私元々中小企業様の従業員教育をやっていませんでした。
大手上場企業様のは1994年からイヤというほどやっています。
(現在もやっています)
ですが、中小企業様の社員教育は一切断っておりました。
それは成果が出ないことが多いからです。1回2回の研修では中小企業の社員の方は実行どころが理解もままならないという方もおられたからです。そのような会社に研修を進めること自体双方にとって意味のないことと感じていました。
しかし、あるきっかけで実施することとなりました。
経営勉強会のメンバーに面談しその会社に最適な戦略を一緒に考えているとその社長が「西村先生、うちの社員に、特に幹部クラスにここで話していることを教えていただけませんか?」と依頼されました。
また、ホームページをご覧になった病院の事務長が同じように依頼されてきました。
それで考えあぐねた挙句「では、やる限りは理想の社員教育をやろう!それを追求しよう!」と考え、上に書いた
・会社の成果が上がる
・従業員も喜ぶ
・コストも少なくて済む
・そして、お客様にも喜んでいただけるという教育
のために何かすればいいのかと考えたわけです。
そして、以下のような条件を提示して「それでもやりますか?」と確認しました。
条件
1.社長や経営幹部が経営戦略を学び実践する。
2.その経営戦略や顧客創造を基にした研修をする。
3.研修の場に社長がいる、もしくは必ず社長自ら教える。
4.1日2日で終えるのでなく、3時間くらいのものを毎月繰り返す
5.参加する社員にはからなず宿題(読書課題)を与える
6.概念的なことを学ぶだけでなく、日々実行することを教える。
7.会社にとっても社員にとっても有意義であったと感じる内容にする。
このような条件をまとめて、話してみるとなんと「分かりました!」との返答がありました。
正直、断ってもらおうというくらいの気持ちで言ったので逆に拍子抜けをしてしまいました!(笑)
それでお気づきかもしれませんが、上の7つの条件の中には「私が教える」は入っていません。必ず私が教えなくてもその会社の社長、経営幹部の方が教えることも想定していたからです。
そして、そうすると非常に大きなメリットが生まれます!
それは『コスト』がかからないことです。
1円もいりません。(場所を押さえたり、社員の時給は別として)
これぞ、まさに『理想の社員教育』ではありませんか?
しかし、問題はそれで成果が上がるかです!
そのことについては、理想の社員教育、中小企業の人材育成(その2)で紹介させていただきます。
お楽しみに!
銀座と新宿で経営を開催している西村謙二でした。
ちなみに「中小企業 経営者セミナー 東京 銀座」で検索していただくとうちのホームページやブログが3,4個上がってきます!