◆弱者という言葉がキライ! 銀座新宿西村発
2019/12/20
◆弱者という言葉がキライ! 銀座新宿西村発
おはようございます!
銀座と新宿で経営者塾を開催している西村です。
昨晩は早々の忘年会でした。
そこで製造関係のT社長が不満を爆発!
「大手の人には『弱者』という言葉が通じない!」と!
このT社長は大手企業向けの部品を開発製造されている経営者なの で
取引先はほぼ大手です。
そして、販売は販売代理店の方がします。
それで販売代理店の方と仕事の話をされるのですが戦略の話になる と
やはり『弱者』という言葉が出てきます。
そうすると「弱者、それなんですか?弱いのっていやですね!」
というような話になります。
それを理解してもらえなくてストレスすら感じるそうです。
●戦略における『弱者』とは劣勢軍のこと。
別の言葉でいうと『不利な状況にある会社』になります。
しかし、それすら認めない。
そうすると戦略的な話が出来なくなります。
しかし、本当の意味で出来る経営者は自社のことを『弱い存在』で
あることを認めています。
「アマゾンはいずれ倒産する!」と言ったジェフベゾス( アマゾン創業者)
「 我々の最も大切なクライアントを失った時に我々は何をすればいい のか?」
と半ばネガティブ発言をしたビルゲイツ
( 最も大切なクライアントとは当時の最大の顧客であるIBMのこと )
●これらはある意味では弱気の発言です。
しかし、 彼らは常に危機意識をもって経営に取り組んでいるわけです。
「倒産の最大の原因は社長の甘さ!」
これは日本で一番中小企業の倒産と付き合ってきた八起会・ 野口誠一会長の
言葉です。
結局、「弱者がキライ!」 と言っているのはまた危機意識がないからかしれません。
いつになると「弱者」 という言葉を理解してもらえるようになるのでしょうね!?
ところで私は最初この弱者という言葉を『逆転勝者の戦略』 と呼んでいました。
なかなかいいでしょ!(笑)
西村経営研究所(有)・西村謙二
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