◆ドラッカー 経営者の条件(1)版によって違うことを発見! 幹部向け教材として
2020/01/01
(ドラッカーの経営者の条件、上が原書(英語版)左が前の装丁、右が最新版)
明けましておめでとうございます。
これまで正月は大阪の母の方に行っていましたが他界しましたので、久々に自宅で正月を迎えます。
それで読み直すと計画していたピーター・F・ドラッカー大先生の『経営者の条件』を正月早々読み始めました。それも今まで持っていたものではなく新しい装丁のものを新たに読み始めたところ、驚いたことに新しいものには『序章 成果を上げるには』というものが追加されていました。
念のため、原書(英語)を見るとちゃんとついているわけではありませんか?
おまけに『八つの習慣』ともありました!
これってスティーブン・R・コヴィーの『第8の習慣』と何か関係があるのかと思いきや英語では「eight practices」で8つのプラクティスというのが正確なところでしょうか?
まあ、細かいところは別としてこの本で超有名な言葉があります。
『そもそも自らをマネジメントできない者が、部下や同僚をマネジメントできるはずがない』
ド直球というか本当にストレートですね。
実はこの本、ある経営指導をしている団体の幹部職員のテキストに使う予定です。それもあり今回読み直すことにしています。
実はドラッカー大先生、非常に難解です。(笑)
しかし、その真意を知ると本当に深いというか、先見性がスゴイです!自分なりに研究追及してやっと理解できたことの先のことが書かれています。
本当にビックリします!
これから備忘録も含めまとめていきますがこの本のポイントを最初に上げておきます。これこそpractices(プラクティス、実践すること)になり、これらを応用するとそれこそエフェクティブ・エクゼクティブ(幹部社員、幹部職員)、もう少し分かりやすい言葉でいうと『本当の意味で仕事のできる人』になることが出来ます。
その5つのプラクティス、本の言葉では『習慣的能力』とは
1.何に時間がとられるか知ること。
2.他の世界に対する貢献に焦点を合わせること。
3.強みを基盤にすること。
4.優れた仕事が際立った成果を上げる領域に力を集中すること。
5.成果をあげるよう意思決定を行うこと。
になります。
もうここだけで十分わかりづらいですね!(笑)
これからできる範囲で分かりやすく紹介していきます。
西村経営研究所・西村謙二
※先に上げた『序章』は1955年と2004年に『まえがき』と一緒に加筆されたと巻頭にありました。(元々の出版は1966年です)